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検査結果の見方と活用

オプション検査


オプション検査

腫瘍マーカーについて

身体のどこかに悪性腫瘍(がんなど)が発生した時、通常はみられない特殊な物質が血液中に増加することがあり、これを腫瘍マーカーと呼びます。これを測定することにより、悪性腫瘍発見の手助けとなります。
最近の医学の発達により、腫瘍マーカーもたくさんの種類が発見されていますが、臓器を特定できるもの、できないもの、感度のいいもの、悪いもの、など、それぞれの持つ意味合いは様々です。腫瘍マーカーが基準値を超えていても、問題ないこともあり、また、良性疾患の影響によることもあります。
一方、基準値範囲内であっても悪性腫瘍がないとは判断できない場合もあります。わずかな異常値だからといって腫瘍の大きさが小さいとも限りません。即ち、あくまでも診断の一助に過ぎないということです。
しかし、これらは腫瘍マーカー検査を繰り返し受けることによって、その人個人の基準範囲が定まり、その値が上昇した時には、悪性腫瘍発見の重要な情報になることもあります。
これらの意味をご理解の上、腫瘍マーカー検査の結果をご覧いただきたいと思います。

腫瘍マーカーの種類

検査項目 基準値 この検査でわかること
PSA 4.0 ng/mℓ以下 前立腺に特異的な腫瘍マーカーで前立腺がんで高値を示します。がん以外の疾患では、良性前立腺肥大症や急性前立腺炎で高値を示すことがあります。その他、前立腺触診など前立腺に物理的刺激が加わった場合も上昇することがあります。
CEA 5.0 ng/mℓ以下 大腸(結腸・直腸)がん、胃がん、膵がん、肝がん、胆道がんなどの消化器がんをはじめ、肺がん、乳がん、甲状腺がん、卵巣がんなどで高値を示します。がん以外の疾患では、肝硬変、慢性肝炎、胃潰瘍、肺気腫などで高値を示すことがあります。また大量喫煙者でも10ng/mℓは超えない程度の高値を示すことがあります。
AFP 10.0 ng/mℓ以下 肝細胞がん、転移性肝がんなどで高値を示します。がん以外の疾患では、肝硬変や肝炎、妊娠後半などでも高値を示すこともあります。
CA19-9 37.0 IU/mℓ以下 膵がん、胆嚢・胆管がんで特に高値を示しますが、胃、唾液腺、気管支、前立腺、結腸、直腸、子宮内膜のがんでも高値を示します。がん以外の疾患では、急性・慢性膵炎、慢性肝炎、肝硬変、胆管閉塞、糖尿病などで高値を示すことがあります。
CA125 35.0 IU/mℓ以下 卵巣がんで特に高値を示すことがあります。他のがんでは、肝がん、胆嚢がん、膵がん、子宮内膜がん、胃がんなどで高値を示します。がん以外の疾患では、卵巣・子宮の良性疾患、腹膜炎、胸膜炎や月経時・妊娠初期にも高値を示します。